青森といえば、何といってもリンゴ!
長年、国内のリンゴ市場は青森リンゴの独壇場でした。
しかし、ここにきてその栄光に、黄色信号が灯っています。
美味しい青森リンゴに何が起きているのでしょう?
今回は、
青森リンゴの特徴と秘密!通年販売に黄色信号が灯った理由とは?と題しまして、青森リンゴの特徴と美味しさの秘密!1年中市場に出回っている通年販売に黄色信号が灯っている理由とは?についてせまってみたいと思います。
みなさんの参考にして頂けると嬉しいです!
ということで、早速記事に移っていきましょう!
青森リンゴの特徴と秘密!
リンゴって、スーパーに1年中置いてありますよね。
あれって、通年販売と言われているもので、その秘密はリンゴが育つ過程で1個1個に丁寧に袋をかけて育てているからなのです。
リンゴの育て方には2種類あります。
一つは、袋をかけて育てる「有袋リンゴ」
そして、もう一つの方法は、袋をかけない「無袋リンゴ」
青森県ではこれまで、有袋リンゴが殆どでした。
有袋したリンゴは貯蔵期間が長く、1年を通した通年販売は青森リンゴの強みだったのです。
その大いなる青森リンゴの特徴が、いま脅かされてきています。
下記のグラフを見てください。

引用元:河北新報
グラフは2010年~2019年までの、青森県のリンゴ農家の有袋栽培実施率の推移を示しています。
これをみると、2010年から2019年の現在まで、右肩さがりに有袋農家の割合がドンドン下がっていることが確認できます。
10年間のうちに、有袋リンゴ農家が10%も下がってしまった。
県りんご果樹課は、「通年販売は青森県の強み。有袋率の低下を食い止めたい」と危機感を募らせています。
とは言え、少子高齢化などによる労働力不足はどこも一緒。
手間がかかる袋掛け作業が敬遠されるのは仕方がないことかもしれません。
大昔のことですが、リンゴの袋張りを母が内職でやっていたので、小学生の私もよく手伝いをしたものです。
私が子供のころは、いまのように共働きする人はほとんどいなくて、専業主婦が多かったのです。
母親たちは家事と子育てと、余った時間で内職をして少しの収入を得ていました。
その内職は、新聞紙で出来た袋にカネを入れていくもの。
袋の口をキュッと締めるための袋だったとは、全く知りませんでした。
リンゴが美味しく育つには、それはそれは多くの手間と時間がかかるのです。
通年販売に黄色信号が灯った理由とは?
有袋栽培は
- リンゴの実を病害虫から守る
- 表面に傷がつきにくい
- 日光が遮られるため熟し過ぎない
- 袋をかぶせない無袋栽培より貯蔵性が高い
等々、いいことずくめ。
しかし、問題は袋代や人件費などのコストと労力です。
また、技術と経験が求められます。
リンゴ農家を継いだ若い人たちが、無袋に傾いていくのも、これも時代の流れ。
青森リンゴの通年販売に黄色信号が灯った理由。
それは、有袋栽培がほとんどだったリンゴ農家が、無袋栽培に傾いていくことでした。
そして、輸入リンゴの増加にも青森県りんご協会の不安は増しているようです。
県りんご協会の担当者は、
ニュージーランドなどの外国産は実が小さいが味は国産と遜色ない。外国産に慣れ、消費者が後期を含めて年間を通して輸入品を選ぶようになる可能性もある
(引用元:河北新報)
このように危惧しています。
ところで、リンゴにまつわることわざを探してみると、
- 一日に一個のりんごは医者を遠ざける(イギリス)
- 赤いりんごと敵の友情を信じてはいけない(パキスタン)
- りんごの木は根に虫がいると衰える(ラトビア)
- 赤きりんごに投石する者、跡を絶たず(トルコ)
- まるいものすべてがりんごと言うわけではない(ジプシー)
- りんごはりんごの木の近くに落ちる(ロシア:チェコスロバキア)
こんなにたくさん見つかりました。
世界中で愛されているリンゴ。
みんな大好きなリンゴ。
県りんご協会様、私はわがままは言いません。
無袋リンゴでも大丈夫ですので、これからも美味しいリンゴを作ってくださいね!

まとめ
今回は、
青森リンゴの特徴と秘密!通年販売に黄色信号が灯った理由とは?と題しまして、青森リンゴの特徴と美味しさの秘密!1年中市場に出回っている通年販売に黄色信号が灯っている理由とは?についてせまってみました。
亡くなった実家の父は、リンゴが大好きな人でした。
食後に必ずリンゴを半分、自分でナイフで皮を剥き美味しそうに食べていた姿を思い出します。
父が、亡くなる寸前まで健康に過ごせたのは、毎食のリンゴのおかげだったかもしれません。
スーパーに少しづつ、リンゴが並び始めたこの頃。
お彼岸には、父の仏前にリンゴを上げようと思います。
それでは今回は、ここまでとします。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。