
母の認知症が進んできている。
新しい施設に入ってから、排便がうまくいかず、
これまではトイレつきの部屋だったので、わからなかったが、
母は新しいことが覚えられない。
いまの部屋には、洗面する場所はあるがトイレがない。
ないと言っても、すぐ隣がトイレなのだが、
そこが覚えられない。
部屋におまるを置いてそこにさせているのだが、
おしっこの入ったバケツを洗面所に流したり、
窓から捨てようとするらしい。
ある日、職員さんが母の部屋の異様な匂いに気づき、
臭いの元を探したところ、
ハンカチに大便を包んで洗濯籠にいれていたらしい。
こんなこと、初めてで、
聞いた時には本当にショックだった。
なんで私の母がそんなにボケてしまったのか、
理由を探しても詮無いけれど、どうしても思ってしまう。
施設のひとはとても親切にしてくれて、本当にありがたい。
姉と私は帰り道、すごく暗くなる。
姉はもう、70を過ぎているし、自分の健康にも自信がなく、
自分も母のようになったらと心配している。
姉は乗り物によわく、母のところに来るには私の車で来るのだが、
それすらも酔い止めの薬を飲んでくるらしい。
帯状疱疹、耳鼻科通い、起きるといつも頭痛がするなどなど
いつも体調が悪いあね。
母のほうが認知症を別にすれば、健康なのだ。
本当に困ってしまう。
こんな日が来るなんて、父が生きているときには考えもしなかった。
ともかく私は健康でいないと。
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