東日本大震災があってから、健康面を考えるようになり、ネットで見つけた乳酸菌を飲むようになりました。
乳酸菌の作り方は、玄米と黒砂糖と塩にアルカリ水を注ぎ、発酵させて作ります。
飲んでみると、顔をしかめるくらい酸っぱいものですが、これで成功なんです。
玄米と黒砂糖と塩の割合が難しいらしく、失敗すると臭くなるそうなのですが、私は一度も失敗したことがありません。
乳酸菌液は身体にいいだけではなく、空気を浄化してくれるらしいので、その乳酸菌液を、食後に飲んだり、お料理に使ったり、スプレーで空気中に吹き付けたりしていたのですが、お風呂場で使うのも効果的だということでした。

お風呂場は密室状態なので、沸かした乳酸菌が蒸気となって肺に入るわけですが、それが大変健康にいいらしいのです。
そこで乳酸菌風呂を始めました。
我が家の風呂には追い炊き機能がないので、お湯を沸かしてくれる「風呂バンス」というものを買いました。
これが優れもので、夏なら5時間くらい、冬なら10時間くらいで適温に沸かしてくれるのです。
電気料も安いし、なにより乳酸菌風呂は、石鹸もつかわずに浸かっていれば身体の汚れも綺麗になるので、水道代も節約になりました。
乳酸菌風呂は初めはそれほど量がなかったのですが、毎日毎日、少しづつ足していくことによって増えていき、いまは100%乳酸菌だけのお風呂になりました。
乳酸菌液は、毎日少しづつ(2lほど)入れ替えしますが、お風呂はいつもいい匂いがして悪くなる気配がありませんでした。
不思議なことに、乳酸菌風呂の中にミカンの皮を干したものを入浴剤かわりに入れていたのてずが、半年たっても腐ることはありませんでした。
お風呂も特に掃除をしなくても、カビが発生しなくて綺麗なまま。
乳酸菌というのは、最近はやっていて、インフルエンザにも効果的だと言われていますよね。
小学生の孫はいつも、
「お肌ツルツル~」
と喜んで入っていました。
乳酸菌風呂がなくなったら、寂しがるかもしれません。

乳酸菌風呂を始めた当初は、そこまで効果を期待していたわけではないのですが、お風呂にカビがつかないことや、排水に乳酸菌液を流すと排水を綺麗にしてくれること、夫の皮膚のかゆみが治り薬がいらなくなったことなど、いいことづくめでした。
ところがお風呂を沸かしてくれる風呂バンスの故障です。
故障といっても、全く機能しなくなったわけではなく、夫の望むような高温までわかなくなったという理由なのですが。
夫は寒がりなので、熱い風呂でないと温まれないらしい。
夫の後に私がいつも入るのですが、熱すぎて時間をおかないと入れないのですが。
このままだと風邪を引くなどと夫が騒ぐので、乳酸菌風呂をやめる決断をしたのでした。
それに、いろいろ考えましたが、二年半も同じ乳酸菌を沸かして入っていたので、衛生的にはどうなのかなと不安に思っていたのも事実です。
入浴時には必ず網でゴミなどを掬っていたのですが、取り切れないゴミもありましたし…。

そんなことで、今日からは普通にボイラーからのお湯でお風呂に入ります。
風呂バンスの再購入も考えネットで調べてみましたが、私たちが買った当時の二倍にも価格が上がっていたので、買う気もうせてしまったこともあります。
風呂バンスの故障で乳酸菌風呂をやめることになりましたが、また機会があったらやってみたいなと思います。